『書く瞑想』で思考と暮らしを整える|自分を見つめ直すジャーナリング習慣

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『書く瞑想』で思考と暮らしを整える|自分を見つめ直すジャーナリング習慣
目次

はじめに|自分の感情と向き合うということ

手帳も、日記も、読書ノートも。
いつの頃からか、書くことは私にとって日常の一部になっていました。
だからこそ、『書く瞑想』というタイトルを目にした瞬間、
手に取らずにはいられなかったのです。

「『書く瞑想』ってなんだろう。ジャーナリングのこと?」

書くことに関する本には、いつも心が惹かれます。
本書も例外ではなく、

「書くことで人生は変えられる」

それを力強く伝えてくれる一冊でした。

「人は気づきからしか変われない」

どんなに有益なアドバイスを受けても、
どれほど叱咤されても、
自分の内側で「腑に落ちる」感覚がなければ、人は変わることができません。

真の気づきからしか人は変われない
人生の変化は、気づきから始まります。「そうか!」と腹落ちしたとき、人は本当に変わっていくきっかけをつかむことができます。

『書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』p.16

「そうか!」と腑に落ちた瞬間にこそ、
変化のきっかけが生まれる。
本書はそのきっかけを「気づき」として明確に示しています。

たとえば、自分は

  • 何にもやもやしているのか
  • 何にイライラしているのか
  • 何が嬉しかったのか、楽しかったのか
  • これからどうなりたいのか、何を望んでいるのか

本書ではこうした感情に気づくための3つのステップが紹介されており、
一つひとつの感情を丁寧に言語化し、俯瞰しながら現状と向き合っていく方法が語られています。

「どうしよう」が「こうしよう」に変わるプロセス。
心も現実も整えていくための、書く力を活かした実践的な指南書です。

本の紹介

  • 書籍名:『書く瞑想  1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』
  • 著者 :古川 武士
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版年:2022年

※Kindle Unlimited読み放題対象、Audible聴き放題対象外(本記事執筆時点)

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本の概要|自分と向き合うための3ステップ

本書では、「書く瞑想」を土台にした3つのステップが紹介されています。

STEP
書く瞑想(デイリー・ジャーナリング)

日々の感情を言語化し、心の動きを可視化する。

STEP
書く片づけ(マンスリー・ジャーナリング)

「価値観―理想―目標」をつなげて、自分の方向性を明確にする。

STEP
書く習慣化(クウォーター・ジャーナリング)

3ヵ月単位で振り返りを行い、行動をブラッシュアップする。


「数年後の目標」を掲げたとしても、そこに至る道は無数にあります。
そのルートはいつだって変更可能。
最終的に自分が望む方向に近づけていれば、それで良いのです。

毎日・毎月・3ヵ月ごとに自分と対話を重ねることで

  • 今のまま進むのか
  • 方向を変えるのか
  • そもそも目的地を見直すのか

自分の気持ちを確認しながら、歩む道を調整していけるようになります。

読んで感じたこと|「気づき」からしか始まらない

新年に1年の目標を立てる方は多いと思います。
でも、年末にその目標を覚えている人は、どのくらいいるでしょうか?

わたし自身、月ごとに目標を立てているものの、
1ヵ月が経つ頃には気持ちがすっかり変わっていて、
月初に掲げたこととは全く違うことに取り組んでいた――なんて経験は少なくありません。

1年という長さになれば、そのブレはさらに大きくなります。

日々入ってくる情報で考え方は変わり、興味関心も流動的。
やりたいことだって、あちこちに揺れ動いてしまうのが普通です。

『書く瞑想』の第一ステップであるデイリー・ジャーナリング。
日々の感情を言葉にするこの習慣が、マンスリー・ジャーナリングの際に大きな力になります。

「自分はこの1ヵ月、どんなことを考えて過ごしたのか」
その全体像が見えるようになるのです。

実際に取り組んでみて実感したのは、
驚くほど「同じ悩み」を繰り返し綴っていたこと。

その事実に気づいたとき、
足踏みしていた理由が明確になり、次の一歩をどう踏み出すかを考えられるようになりました。

「気づくことが行動や思考を動かす」

それを体感したのです。

実生活でやってみたこと|中間地点で取捨選択をする

本書を読んだのは2024年の9月。
翌月の10月から、紹介されている3つのステップに取り組み始めました。

デイリー・ジャーナリングは自分仕様にアレンジして取り組んでいますが、
マンスリー・ジャーナリングとクォーター・ジャーナリングは、本書の通りに実践中です。

ゴールに向かう道のりの途中で、
「このまま進んでいいのか」を立ち止まって見直す。
そんな中間チェックのような役割を果たしています。

とくに大きな変化として感じているのは、
自分にとって大切な価値観がはっきりしてきたこと。

時にはゴールがぼんやりして、進む方向に迷い、立ち止まることもあります。
でも、「自分は何を大切にしたいのか」がクリアになることで、
選択の基準がブレにくくなりました。

たとえ結果的にうまくいかなかったとしても、
「自分で選んだ」と納得できる。
だから、後悔することはなく、
「いい経験だった、また次がんばろう」と思えるようになりました。

こんな人におすすめしたい

  • 今の仕事や将来に迷いがあり、自分の軸を見つけたい人
  • 年齢を理由に、新しい一歩を踏み出せずにいる人
  • 手帳やノートで思考整理をするのが好きな人
  • 自分に合った働き方を組み立て、長く続けていきたい人

まとめ|AI時代だからこそ「手で書く」ことに意味がある

キーボードで打ち込んだ方が速くてキレイ。
AIを使えば、数秒で文章が完成する。

そんな時代に、ノートに手書きで言葉を綴ること。

それは決してアナログな手間ではなく、
自分とゆっくり向き合うための大切な時間であり、方法だと思います。

タイパ・コスパでは得られない「気づき」が、
人生をより良く、自分らしくする道しるべになる。

1日5分から始められる「書く瞑想」。
もし少しでも気になったら、ぜひ一緒に始めてみませんか。

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3ステップで心を整え、未来を描く「書く瞑想」ジャーナリングワーク

忙しい毎日の中で、自分の気持ちをゆっくり整理する時間は、意識しなければあっという間に消えてしまいます。
だからこそ、1日5分の「書く瞑想」が、自分を取り戻すための大切な習慣になるのだと思います。

この記事を読んで「やってみたい」と感じていただいた方がすぐに取り組めるように、
本書を参考にした「書く瞑想」ジャーナリングワークシートをご用意しました。
ぜひ取り組んでみてくださいね。

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