“これからの人生、どうする?”に効く1冊|『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』

当ページのリンクには広告が含まれています。
目次

はじめに|残りの人生も、いまの積み重ね?

40歳を目前に控え、言葉にできない焦燥感に包まれていたある日、
本屋でふと目に飛び込んできたタイトル──『40歳の壁』。

「なんてタイムリーな……」と、吸い寄せられるように手に取りました。

40代になり、家族もいて、今さら大きな変化は起こせない。家事・育児・仕事をしていると、毎日があっという間に過ぎていく。でも、どこか不安で自分の人生の意味を問い直さずにはいられなくなる。


わかるわ、わかるよ、お母さん。「とりあえず何か行動しなきゃ」と、使う予定もない資格取得に動いてしまったんだよね。

わたしは子育てもしているわけでもなく、お母さんでもないけれど、
読んだ瞬間、「ああ、これ、わたしだ」と思いました。

このままでいいのかという漠然とした不安。
使う予定のない資格を取ってみたり、行動している気になったりしていた自分がいたのです。

「第二の職業人生」という言葉

定年後の第二の人生ではなく、40代からの第二の職業人生。

2025年4月から「65歳までの雇用確保」が完全に義務化されました。
70歳雇用も努力義務として掲げられています。
かつては60歳までの20年が職業人生でしたが、いまや40歳からでも25年〜30年近く続く可能性があります。

この長い期間を、これまでの経験の延長線上で過ごしていくだけでいいの?

この本はそんな問いを投げかけながら、
長く自分らしく働き続けるために「自分業」を持つことの大切さを教えてくれます。

本の紹介

  • 書籍名:『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』
  • 著者 :尾石 晴
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年:2022年

※Kindle Unlimited読み放題対象外、Audible聴き放題対象(本記事執筆時点)

本の概要|誰もが壁にぶつかる

一昔前なら現状維持でも乗り切れたかもしれません。
でも、いまは人生100年時代。
選択肢に溢れているからこそ、誰もが壁にぶつかるのだと尾石さんは言います。

尾石さんが提唱する「幸せに必要な3つの要素」は以下の通り。

  • お金(収入・資産)
  • つながり(家族・友人・知人)
  • 健康(体力・認知力)

これらを満たすために必要なのが「自分業」です。

「お金、つながり、健康の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める『仕事』」。
それが尾石さんの定義する「自分業」。

本書では自分業の見つけ方、組み立て方、そしてセルフブランディングまで詳しく解説されています。

読んで感じたこと|私の正解が価値になる

「仕事を辞めない人生設計」をベースに、生涯現役を視野に入れる。

それは、会社の都合に自分の人生を合わせるのではなく、望むライフスタイルに合わせてキャリアをデザインしていくという考え方です。

「やらないこと」を決めることは、自分で仕事のルールを作ることです。せっかく自分業を作ろうとしているのだから、どんな働き方をするかは自分でデザインしていく。「やったらいいこと」をやっているほど、人生は長くないのです。

この一節を読んで、「これが“自分で仕事をつくる”ということか」と、腑に落ちました。

とはいえ、ストレスフリーだけを追い求めるのもまた違う。
心地よい環境ばかりでは、刺激や成長が足りません。

本書では、「安心して過ごせるコンフォートゾーン」と、「努力や成長が求められるストレッチゾーン」の両立が重要だと説明されています。

「好きなことだけ」では不十分。
バランスを取りながら挑戦することが必要なのです。

実生活でやってみたこと|土台となる言語化

「何から始めていいか分からない人は、まずアウトプットを」。
本書ではそう勧められています。

わたしはこの本をきっかけに、アウトプットの練習を目的にしたnote を始めました。
それまでの私は、たくさんのコンテンツや発信を見て、自分の「やりたいこと」を外から探そうとしていました。

でも、「やりたいこと」は、自分の外には落ちていないのです。

自分が分からないことは、他人には絶対分かりません。
その「わからない」を乗り越えていくのに、
アウトプットは最適なのです。

この一言で、私は「自分探しを外に委ねていたこと」に気づきました。

自分のやりたいことには、自分で気づくしかない。
だからこそ、自分と向き合う必要があるのだと。

少なくとも週に1回は更新すると決めて始めたnote。
少しずつ目的を変えながら、1年3ヵ月経ったいまも続けられています。

こんな人におすすめしたい

  • 今の仕事や将来に迷いがあり、自分の軸を見つけたい人
  • 年齢を言い訳にして、新しい一歩を踏み出せずにいる人
  • 手帳やノートで思考整理をするのが好きな人
  • 自分に合った仕事を組み立て、長く続けていきたい人

まとめ|年齢は限界ではなく、転機になる

“これからの人生、どうする?”に効く1冊|『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』

未来に不安を感じたら ……この本は、そんなあなたに寄り添いながら、そっと背中を押してくれる一冊です。

年齢に縛られず、「これからの人生をどう描いていくか」に意識を向けることで、
40代からの毎日は、むしろ輝き始めます。

本書に詰まった具体的なワークや思考法は、誰もが自分らしく応用できるものばかりです。
まずはページをめくって、自分だけの“地図”を描き始めてみませんか?

「40歳の壁」を越えるための5日間ジャーナリングワーク

本書を参考に、自分業を見つけるための一歩を踏み出すジャーナリングを考えました。
下のボタンからダウンロードして、自分だけの地図を描いてみてください!

[▼無料ワークシートをダウンロードする▼]

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次