書くことで心が整い、明日が変わる!リフレクションノートの書き方&効果的な活用法

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書くことで心が整い、明日が変わる!リフレクションノートの書き方&効果的な活用法

「毎日が忙しくて、自分のことはつい後回しにしてしまう」
「夜、ベッドに入っても頭が整理できず、なかなか眠れない」

そんな風に感じることはありませんか?
フルタイムの仕事に家事、パートナーとの時間、そしてこれからの働き方。さまざまな役割を担う中で、立ち止まって自分自身に目を向ける余裕なんて持ちにくいものです。

そこで今回ご紹介したいのが「リフレクションノート」。
書くことで心が整い、モヤモヤがすっと晴れて、毎日をもっと心地よく過ごせるようになるノート術です。

この記事では、リフレクションノートの基本的な書き方に加え、

  • 考えや気持ちを整理して前向きになれる
  • 自分の本音や大切にしたいことに気づける
  • 心にゆとりが生まれ、毎日が少しずつラクになる

そんな効果的な使い方のヒントを、わかりやすくご紹介します。

「自分と向き合う時間なんて取れない」と思っている方も大丈夫です。1日5分、お気に入りのノートとペンを用意して、心と向き合う豊かな時間を始めてみませんか?

【記事の最後には、無料でダウンロードできる「リフレクションノート1週間ワークシート」もご用意しています】

目次

リフレクションノートとは? 自分を見つめ、心を整える習慣

リフレクションノートとは、その日のできごとや感じたこと、気づきなどを、ありのまま言葉にして書き留めるノートのことです。
ただ今日あった出来事を記録する日記とは異なり、「振り返り(リフレクション)」を大切にしています。

書くことで、自分の感情や思考のパターンに気づき、自己理解を深めていくのが目的です。
気持ちが落ち着き、自分が本当に大切にしたいことを思い出せる。そんな穏やかな時間です。

書くことで得られる、3つのメリット

「書くだけで本当に変わるの?」と思われるかもしれません。
ここでは、リフレクションノートを続けることで得られる3つの変化をご紹介します。

思考の整理ができる

頭の中でぐるぐるしていた悩みや考えごとも、紙に書き出すことで少しずつ整理されていきます。
「自分はこんなふうに思っていたんだな」と気づけたり、客観的な目線で見直せるようになります。

特に40代は、仕事や家庭、将来のことなど、考えることが多い時期です。
気持ちを「見える化」することで、心も軽くなります。

感情をそのまま受け止められる

  • 上司の一言にカチンときた
  • 友達の何気ない言葉に傷ついた
  • 理由もなくイライラする

そんな気持ちを抱えたままにすると、心が疲れてしまうこともあるでしょう。

「なぜそう感じたんだろう?」「どこに引っかかったんだろう?」と書きながら問いかけることで、少しずつ気持ちが落ち着いていきます。感情を押し込めず、向き合うことが大切です。

自分を客観的に見つめられる

リフレクションノートは、自分自身の記録帳のような存在です。
何気なく書いたことでも、あとから読み返すことで、

「自分はこういうときにストレスを感じるんだ」
「こんな言葉をかけてもらえると嬉しいんだ」

といった自分の感情に気づけます。
感情のクセや思考パターン、知らなかった願いに気づくことで、自分との付き合い方がうまくなっていきます。

リフレクションノートの書き方3ステップ

リフレクションノートに決まったルールはありませんが、「どう書けばいいの?」という方のために、続けやすい書き方を3つのステップでご紹介します。

STEP

まずは「今日あったこと」をふり返る

今日1日を思い返して、心に残ったことを自由に書き出してみましょう。
大きな出来事でなくても構いません。

たとえば、

  • 朝飲んだコーヒーがとてもおいしかった
  • 会議でアイデアをほめられて嬉しかった
  • 帰り道の夕焼けがきれいだった

といったうれしいことから、

  • 電車が遅れてイライラした
  • パートナーと些細なことで言い合いになった
  • 仕事でミスをして落ち込んだ

など、感情が動いた場面を思い出して書いてみてください。
うれしいことも、いやだったことも、すべてがあなたにとって大切な体験です。

何を書けばいいか迷ったときは、「今日いちばんよかったこと(ハイライト)」と「今日いちばんイヤだったこと(ローライト)」をそれぞれひとつずつ書いてみると、始めやすくなります。

STEP

その時の「感情」に目を向ける

ステップ①で書き出した出来事に対して、自分がどんな気持ちになったのかを言葉にしてみましょう。

  • うれしかった
  • 楽しかった
  • ホッとした
  • モヤモヤした
  • イライラした
  • 悲しかった
  • 不安だった

など、どんな感情でもOKです。

ポジティブなものもそうでないものも、すべてが大切な気持ちです。
無理に前向きに言い換えず、ありのままを素直に書いてみてください。

気持ちをうまく言葉にできないと感じたときは、「この気持ちに名前をつけるとしたら?」と問いかけてみましょう。「喜び・怒り・悲しみ・楽しさ・不安・安心・驚き・感謝」などの感情リストを参考にするのもおすすめです。
「なんとなくモヤモヤする」という場合は、その理由を少しずつ掘り下げていくことで、モヤモヤの正体に気づけるかもしれません。

STEP

最後に「気づいたこと」と「これからどうしたいか」を書いてみる

振り返りを通じて見えてきたことや、これからどうしていきたいかを自由に書き出しましょう。これは自分を責めるための反省ではなく、毎日を少しでも心地よく過ごすためのヒントを見つける時間です。

たとえば、

  • 締め切りが近づくと焦りがちだから、次は早めに取りかかろう
  • あの人の言葉、意外と好意的だったのかも。今度はちゃんと聞いてみよう
  • おいしいものを食べると元気が出るから、週に1回「ごほうびごはんの日」を作ろう

といった、ちょっとした気づきやこうしてみようかなというアイデアで十分です。

「気づき」は小さくてかまいません。小さな発見の積み重ねが、少しずつあなたを変えていきます。「これからやってみたいこと」も、すぐに実践できそうなものや、気軽に試したくなることを選ぶと、取り掛かりやすくなります。
大切なのは、「〜しなければ」と自分を縛るのではなく、「〜してみたいな」「ちょっと試してみようかな」と、やさしく自分に声をかけてあげることです。

リフレクションノートのおすすめ活用アイデア

リフレクションノートは、毎日少しずつ書き続けることで、徐々に心の変化が感じられるようになります。
ここでは、今日からすぐに取り入れられるおすすめの取り組み方をご紹介します。

夜のリラックスタイムに

一日の終わりにノートを開く時間は、心と体を「おやすみモード」へ切り替えるのにぴったりです。その日あったうれしかったこと、モヤモヤしたことなどを書き出すことで、頭の中がすっきり整います。

一日の終わりに自分だけの静かな時間を持つこと。それは、何よりも効果的なセルフケアです。

モヤモヤした時の感情整理に

仕事や人間関係で心がざわついたとき、理由のわからない不安に包まれたとき。
そんなときこそ、ノートを開いて、今の気持ちをそのまま書いてみましょう。

誰に見せるものでもないので、かっこつけたり、無理に前向きな言葉にしたりする必要はありません。
言葉にすることで、まとまらなかった気持ちが、少しずつほどけていく感覚になれます。
自分でも気づいていなかった本音や、モヤモヤの原因に出会えることもありますよ。

月末や週末の振り返り&目標設定に

毎日少しずつ書いたノートを、週末や月末にふり返って読んでみましょう。
「先週はこんなことで悩んでたんだな」
「この前書いた小さな目標、ちゃんとやってみたな」
そんなふうに、自分の小さな変化やがんばりに気づけると、自信につながるものです。
そこから、「来週はこうしてみよう」「来月はこれを大事にしたいな」と、次の一歩を考えるきっかけにもなります。

【こんな活用法もおすすめ】

週のはじまりに「今週のテーマ」を書いてみる

月曜日の朝などに、今週心がけたいことをひとつ決めて書いてみましょう。
たとえば、「人にやさしい言葉をかける」「夜はスマホを早めに手放す」など、手軽な内容でOKです。週末にふり返ってみるのもおすすめです。

「ありがとう」を集める感謝ノートに

日常の中で感じた「ありがとう」を書くことで、思考のクセを前向きに変えていくことができます。大きな出来事でなくても構いません。

  • スーパーのレジの人が笑顔だった
  • 夫が食器を洗ってくれた

そんなささやかな出来事が、心を満たしてくれるのです。

テーマを絞って深めてみる

「人間関係」「健康」「働き方」など、テーマを決めて集中的にふり返ってみるのもおすすめです。
同じテーマを続けることで、自分の本音や見落としていた気持ちに気づけることがあります。

実際に書いてみたリフレクションノートの一例

ここでは、40代のわたしが実際にノートに書いた中で、気持ちが軽くなったなと感じたものをご紹介します。
「こんなふうに書けばいいんだ」というヒントになればうれしいです。

プレッシャーから少し自由になれた日
【今日あったこと】

今日のプレゼン、すごく緊張したけどなんとかやり切った。
でも終わったあと、「もっとこうできたのに……」と後悔ばかりしてしまった。

【そのときの気持ち】

不安、悔しさ、でも少し達成感もあった。
自分に対して期待しすぎているのかもしれない。

【気づいたこと・これからどうしたいか】

完璧を求めすぎて、自分を苦しめていたのかもしれない。
次は「これができたらOK」という、自分なりの合格ラインを最初に決めてみよう。
今回は自分なりによく頑張ったんだ、とほめてあげよう。

この振り返りで、「まだまだ完璧じゃない」という思い込みに気づけたのが大きな一歩でした。それからは少しずつ、「いまはここまでで大丈夫」と割り切れる場面が増えて、気持ちがラクになりました。

人とのやりとりに対する見方が変わった日
【今日あったこと】

同僚のAさんが、わたしの企画に否定的な意見を言っていた。正直、少し傷ついた。

【そのときの気持ち】

認めてもらえなかった気がした。
でもよく考えると、Aさんはわたしではなく「企画」に対して意見していただけかもしれない。

【気づいたこと・これからどうしたいか】

わたしは「否定=自分がダメ」と感じやすい傾向がありそう。
今度は、Aさんの話を客観的に聞いてみよう。
良い方向に進めるヒントがあるかもしれない。

このふり返りを通して、人の言葉を「自分への否定」として受け取りがちなクセに気づきました。それからは、相手の意見も客観的に受け止めるよう心がけ、以前より気持ちがラクになりました。

書く時間がもっと楽しくなる!おすすめノート3選

リフレクションノートを心地よく続けるためのコツのひとつは、書くのが楽しみになるお気に入りノートを見つけること。ここでは、書き心地やデザインにこだわりのあるノートを3つご紹介します。

MDノート(ミドリ)

「書くこと」そのものにこだわって作られた、シンプルで上質なノート。
万年筆でも裏写りしにくい紙質や、開きやすい糸かがり製本など、細部まで丁寧に仕上げられています。
罫線や余白がすっきりしているので、自由なレイアウトでゆったり書きたい方におすすめです。

ジブン手帳IDEA(コクヨ)

「ジブン手帳」シリーズの別冊ノート。薄くて軽く、カバンに入れて持ち歩きやすいのが魅力です。
方眼タイプで、文字だけでなくイラストや図表も描きやすく、思いついたことを自由に広げたい方にぴったり。ひらめきや感情を、自由に表現できます。

ニーモシネ 7mm横罫 N194A(マルマン)

たっぷり書きたい方にうれしいB5サイズのノート。
1ページが3つのブロックに分かれているので、「今日の出来事」「気持ち」「気づきやこれからのこと」といったリフレクションの流れに合わせて書き分けやすくなっています。
ページを切り離してファイリングできるため、後から振り返りたいときにも便利です。

まとめ |書く習慣が、あなたらしい輝きを引き出す

リフレクションノートを始めるのに、特別なスキルは必要ありません。大切なのは、「自分と向き合ってみようかな」という気持ちです。

忙しい日々の中で、自分の気持ちや本音を置き去りにしがちなわたしたち。だからこそ、ほんの数分でも「自分を大切にする時間」を持てたら、気持ちが自然と穏やかになっていきます。

ノートに気持ちを綴っていくうちに、

  • 自分のクセや考え方が見えてくる
  • 思いがけない本音に気づける
  • こんなふうに生きたいと感じられるようになる

といった変化が、日々の中に少しずつ現れてきます。
それこそが、最高の「自分磨き」ではないでしょうか。

難しく考えすぎず、お気に入りのノートとペンを用意して、まずは5分書き始めてみてください。
書くことで出会える新しい自分と、変わっていく日常を楽しんでいきましょう。

【1週間で習慣化!リフレクションノート実践ワーク】

「続けられるか分からないけど、まずは試してみたい」
そんな方のために、1日5分で取り組めるリフレクションノート1週間ワークをPDFにまとめました。

ノートを用意しなくてもOK。印刷してそのまま書き込めるので、すぐに始められます。
感情や思考をやさしく整理したい方にぴったりの内容です。

[▼無料ワークシートをダウンロードする▼]

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