「なんだか気持ちがスッキリしない」
「これからどうしていきたいのか、うまく言葉にできない」
40代に差し掛かると、仕事や家庭、体や心の変化などで立ち止まる瞬間が増えてきますよね。ふとしたときに「これからの人生をどう過ごしたいのか」と考える方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめしたいのが「質問ジャーナリング」です。
自分に小さな問いを投げかけ、それに答えるように書いていくだけで、モヤモヤしていた気持ちを少しずつ整理できます。
この記事では、「もっと自分のことを知りたい」「今の自分を変えてみたい」と思うあなたへ、質問ジャーナリングの魅力と、具体的な質問リスト20選をご紹介します。書くことを通して自分と対話し、心と未来を整えていきましょう。
【記事の最後には、無料でダウンロードできる「20の質問ワークシート」もご用意しています】
質問ジャーナリングが自分磨きに効果的な理由

毎日忙しく過ごしていると、自分の本音に耳を傾ける時間はなかなか取れないもの。一方で40代はこれまでの経験を振り返りながら、これからの生き方を考える大切な時期でもあります。
「このままでいいのかな?」という焦りや、「もっと自分らしく生きたい」という思いが生まれやすい時期だからこそ、自分の心とじっくり向き合う時間が必要です。
質問ジャーナリングとは?
質問ジャーナリングは「テーマに沿った問いを自分に投げかけ、その答えを書き出す」ものです。
人は、問いを投げかけられると自然と答えを探そうとします。問いがあることで、気づかなかった気持ちや価値観、忘れていた願いが見えてくるのです。
- 考えが整理される
-
「何を書こう?」と迷うことなく、質問に答える形で思考を深められます。
- 本音に気づける
-
自分でも気づかなかった感情や願いに触れるきっかけになります。
- 自己理解が深まる
-
大切にしていることや、思い込み、今の自分が感じていることを客観的に見直すことができます。
- 小さな一歩につながる
-
やりたいことや望んでいる暮らしが少しずつはっきりして、行動のヒントが見つかります。
ただの日記とは違い、「問い」があることで、より深く自分自身と対話できます。
質問ジャーナリングを続ける3つのコツ
- 正解を求めず、素直に書く
- 答えが思い浮かばないときは空白でもOK
- 自分を責めない、否定しない
この3つを心に留めておくと、心地よく自分の内面と向き合う時間を持つことができます。
【目的別】40代の心と未来を整える「質問ジャーナリング」20選

ここからは、具体的な質問リストを目的別にご紹介します。
気になる質問から試したり、毎日1つずつ取り組んだり、自由にご活用ください。
【記事の最後で20の質問をまとめた無料ワークシートをダウンロードできます】
【今の自分を知る】自己理解を深める7つの問い
- 1.最近、心から「うれしい」と感じたのはどんなとき?
-
日常の中にある小さな幸せや、自分が本当に喜びを感じることが見えてきます。
- 2.最近「なんだかイヤだな」と思った出来事は? それはなぜ?
-
自分が大切にしたいことや、心地よくいられるための境界線がわかってきます。
- 3.夢中になって時間を忘れてしまうのはどんなこと?
-
忘れていた情熱や、強みのヒントが見つかるかもしれません。
- 4.「心地いいな」と思える時間って、どんなふうに過ごしているとき?
-
自分をいたわるために、どんな時間が必要かが見えてきます。
- 5.これまでで「やりきった!」と思えた経験は?
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自分の強みや、乗り越えてきた力を見つめ直すきっかけになります。
- 6.どんな言葉をかけられると、心に残る?(ほめ言葉、ありがとうなど)
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人との関係で大切にしていることや、自分が認められたいポイントが見えてきます。
- 7.「理想の自分」と「今の自分」、どこが違う? それをどう感じている?
-
これからどうなっていきたいのか、自分の素直な気持ちに気づくヒントになります。
【心を軽くする】感情を整える6つの問い
- 1.今の自分に、一番かけてあげたい言葉は?
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自分へのねぎらいや、そっと背中を押すひとことが見つかります。
- 2.今日、心が動いた出来事はあった?(ザワザワ・ほっこり・イライラ・ワクワク など)
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その時の気持ちに目を向けることで、自分の心の調子がわかります。
- 3.最近、自分を責めてしまったことはあった? どんな場面だった?
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自分を苦しめがちな思考のクセに気づくきっかけになります。
- 4.もし、3の出来事が大切な友達や家族に起きたことだったら、どんな言葉をかけてあげる?
-
自分にも、誰かを思いやるときのような優しい言葉をかける練習になります。
- 5.今の自分にとって「休む」って、どんなこと?
-
本当に心身が休まる方法を見つけ、セルフケアにつなげます。
- 6.どんな場所や状況、考え方があれば、心から安心できる?
-
自分が落ち着ける土台を知ることで、安心できる時間を増やしていけます。
【未来を描く】変化を引き出す7つの問い
- 1. 1年後、どんな自分になっていたい?
-
漠然とした願いを、はっきりしたかたちにしていきます。
- 2.そのために今できそうなことは?
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小さな一歩が見つかると、自然とやってみようという気持ちが湧いてきます。
- 3.「これだけは大事にしたい」と思う価値観は? (3つ挙げてみる)
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自分の考えや選択にブレない軸ができて、迷ったときの助けになります。
- 4.どんな毎日を送れたら、「今日もいい1日だったな」と思える?
-
自分らしく暮らすヒントが見つかります。
- 5.「こんなふうに働けたら最高」と思う理想の1日って、どんなスケジュール?
-
これからの働き方や時間の使い方を考えるきっかけになります。
- 6.もし何の制限もなかったら、どんな暮らしや生き方をしてみたい?
-
心の奥にある本当の願いに、そっとふれてみる時間になります。
- 7.これからの人生で、新しくやってみたいこと・学びたいことは?
-
わくわくする気持ちや、まだまだできるかもという前向きな気持ちを思い出させてくれます。
ジャーナリングがもっと楽しくなる!相棒となるノートの選び方

お気に入りのノートがあると、書く時間がちょっと特別なものになります。
「書く」という行為そのものが心地よく感じられて、自分と向き合う時間が自然と楽しみになってきます。
1日1ページタイプの手帳
毎日決まったスペースに書き込むことで習慣にしやすく、日々の気持ちの変化にも気づきやすくなります。
例: ほぼ日手帳、EDiT(エディット)、torinco(トリンコ)
日付フリーのノート
気が向いたときに、好きなだけ書けるのが魅力。プレッシャーなく続けたい人にぴったりです。
例: ニトムズ STALOGY 365デイズノート、MDノート
紙質やデザインにこだわったノート
書き心地のいい紙、気分が上がる色やデザイン、便利なポケット付きなど、使うたびに楽しくなるノートです。
例: ロルバーン(Rollbahn)、LIFE ノーブルノート
大切なのは「これ好きだな」と感じる一冊に出会えること。
手触りや色、デザイン……このノートと一緒に、じっくり自分と向き合いたいと思える相棒を見つけてみてください。
シールやマスキングテープで自分らしくアレンジするのも、ノート時間の楽しみになりますよ。
まとめ|質問ジャーナリングで、自分らしい未来を描こう

「質問ジャーナリング」は、ただの習慣ではなく、自分自身と静かに向き合う時間です。
毎日のちょっとした問いかけが、心のもやもやをほどき、これからの道しるべを見つけるきっかけになるかもしれません。
まずは、1日5分から。
気になる質問をひとつ選んで、自分の言葉でノートに書いてみてください。
そのノートの中に、今よりもう少し自分らしい未来が見えてくるはずです。
【変化を引き出す20の質問ワークシート】
記事の中でご紹介した20の質問リストをワークシートにまとめました!
ぜひダウンロードして、あなたのジャーナリング時間にお役立てください。
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